
早漏の基準とは!?データで見た国際的な定義
早漏の基準はとっても曖昧です。しかし、世界的に見ても日本人は早漏で、女性がセックスに満足していないことは事実なんです!しかもストレスが早くイってしまう原因かも?早漏の原因とモチを良くする方法、すべての男性に伝えたいお話です!
意外と知らない!早漏の基準は1〜3分!?

「彼女に早すぎっ!」と言われた、「射精が我慢できずにすぐイってしまい、彼女を満足させてあげられない」といった悩みを持っている男性は意外と多いものです。「うちの彼、早漏で~」と女子会のネタになっているかもしれません。
「俺は早漏じゃない、彼女が欲張りなだけ!」それとも「やっぱり俺って早いのかな……」どちらだと思いますか?そもそも早漏に定義はあるのでしょうか?


【早漏の基準】定義や意味について詳しく解説
「早漏」の感覚はかなり個人差が大きいといえます。しかし、セックスは男女ともに楽しむもので、女性が満足しないと「早漏」と言われてしまうのです。逆に早漏の定義がわかれば、男性も、「少し早いけど、僕は早漏じゃない」と自信が付くはずです。ここでは一般的に言われる早漏の定義をみてみましょう。
ウィキペディアでは「1分〜3分」
「早漏」で検索してみると、ウィキペディアではいくつかの説があるようです。内容をまとめてみるとこのようになります
ウィキペディアによる早漏とは…… | |
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意味 |
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原因 | 包茎、慢性尿道炎、前立腺の慢性的な炎症などもあるが、ほとんどの場合機能的に問題はなく精神的な問題が原因となっている |
早漏の定義に関しては非常に曖昧な表現になっており、明確な定義がいまいちわからないようです。大抵の人は膣内射精が可能なようですが、場合によっては挿入する前に射精をしてしまう人もいるようです。
ちなみにアメリカの性科学者によると、女性の75%が「2分以内に射精されたことがある」のだそうで、早漏の男性の多さを物語っています。または男性ならばお分かりになると思いますが、若い人の方が射精が早い傾向があります。これは性的に元気なことと、経験値が浅い事が原因と思われます。

経験を積むと普通は、だんだん射精のコントロールができるようになってくるんだけどね。
国際性機能学会では「1分以内」
EDや性機能障害の研究や、その科学の進歩と普及を目的とした、国際性機能学会による「早漏」の定義は次のようになっています。
- 挿入前、挿入後1分以内に射精すること
- 膣内で射精をコントロールできないこと
- それが原因で欲求不満や苦痛、性的親密さに負の影響を与えること
この3つが定義づけされています。つまり、我慢できずに1分以内にイッてしまい、それが原因で欲求不満やセックスレスになってしまうことを早漏といっているのです。
米国泌尿器科学会では「1分未満」
またアメリカ泌尿器学会での「早漏」はこのようになっています。
- 膣挿入前、挿入後1分以内に射精をしてしまうこと
- 膣挿入後、自分の意思で射精をコントロール、遅らせることができないこと
- 挿入が十分でないため相手を満足させることができず、セックスが苦痛に感じたり、欲求不満になってしまうこと
こちらも射精のコントロールができずに1分でイッてしまうことや、それが原因でセックスがストレスになること、といっています。

要はたとえ1分じゃなくても、満足できるセックスができなければ早漏ってことなでしょ?


こんなに?早漏に悩んでいる日本の人口
早漏の定義は曖昧ではありますが、早漏で悩む男性は非常に多く、世界的に見ても約3割の男性が悩んでいるといわれています。おそらく、パートナーに早いといわれたり、自分でコントロールできてないことや、パートナーを満足させてあげられないことを自覚てきているのでしょう。
満足できないセックスは明らかにセックスレスの原因です。また満足させられないことがプレッシャーになってしまい、EDを併発してしまう人も非常に多いのです。
アメリカ泌尿器科学学会による早漏の定義を振り返ってみると、
「挿入が十分でないため相手を満足させることができず、セックスが苦痛に感じたりの欲求不満になってしまうこと」
これはパートナーだけでなく、男性側もセックスが苦痛になってしまい、それによってEDを発症する危険性を指しているのです。
日本人男性が悩んでいる人口
1130万人。この数字は日本国内でEDや早漏に悩む人の潜在的な患者数です。「いや、でも僕はEDじゃないし」と思っているかもしれませんが、ED患者の約1/3が早漏症を発症している、といわれています。ちなみにEDは日本語で「勃起不全」と訳されますが、全く勃起しない状態ではありません。
EDとは「セックスの際に十分な勃起が得られない、もしくは勃起が維持できないため満足のセックスが行えない状態 」のことを指すのです。「たまに中折れする」といった状態は、明らかにEDの初期症状といえるでしょう。
なぜED患者が早漏を併発してしまうのかというと、EDの人は勃起状態を長時間維持することが出来ず、維持するためには強い刺激が必要になってきます。そのためペニスに強い刺激を与えすぎて、すぐに射精してしまうからなのです。「勃起を維持できないと射精できない」という強迫観念が早漏の原因となっているのです。
早漏とEDは非常に深い関係にあり、早漏が原因でもEDになり、またEDが原因でも早漏になってしまうのです。
中年層が早漏とEDの2つの悩んでいる
セックスの経験値が浅ければ浅いほどペニスが敏感なため、早漏は若い人(30歳以下)に多いと言われています。しかし、40歳を過ぎるとEDを一緒に抱えているケースが増えてくると言われています。
年齢と共に成長ホルモンの分泌が低下し、勃起力が低下してくるのは当たり前のことです。
EDと早漏の関係のお話をしましたが、EDとまでいかなくとも、少しづつ自分の勃起力の低下を自覚することによって、射精に対する焦りや勃起を維持するための強い刺激などが、早漏の原因となってしまうのは当たり前の流れといえるかもしれません。


ってことはストレスなんかも早漏の原因なんじゃないの??
早漏の原因の一番はストレス!?
早漏の原因にはさまざななものがありますが、大きく分けて二つに分けられます。
- 精神的原因
- 身体的原因
精神的な早漏の場合、男性機能に特に問題はないといわれ、現在ほとんどの早漏の原因がこのタイプと言われています。
早漏の原因~日本人はストレス過多で早漏気味?~
精神的な原因が多い早漏ですが、脳内のセロトニンが不足することで射精が早くなると言われています。
緊張や不安、ストレスなどによって、ノルアドレナリンという物質が脳内で分泌が促進されます。このノルアドレナリン、人間の集中力ややる気を高める働きがあり、高い興奮作用を持つ物質とも言われています。ノルアドレナリンが脳内で過剰に分泌されると、性的な集中力も高まってしまい「射精しなさい」という命令が伝わり、あっという間に射精を迎えてしまいます。
射精を促すノルアドレナリンの働きを抑制するのがセロトニンで、セロトニン増やすことが早漏を改善するキーポイントとなってくるのです。
また日々の緊張や不安といった多くの現代人が抱えるストレスがノルアドレナリンの分泌を加速するため、ストレスフリーの生活も早漏改善に効果的といえるのです。

比較的日本人はセロトニンの分泌量が少ないって言われていて、世界的に見ても見ても早漏傾向が強いんだって……泣けてくる話だよね……
思い込みで早漏に?精神的原因
早漏の原因はノルアドレナリンの分泌、セロトニン不足が原因です。しかしそれと同時に、「自分は早漏である」という思い込みや暗示によるマイナスプラシーボ効果も原因として考えられています。
マイナスプラシーボ効果とは?
プラシーボ効果(偽薬効果)は、効果のない偽の薬を飲んで「効果がある」と信じ込ませ、症状が改善することをさします。
その逆で、マイナスの効果を自分自身で暗示をかけて信じてしまうことを、マイナスプラシーボ効果と言います
女性に「早漏だと言われた」や、「女性を満足させてあげられないのは自分が早いからだ」と信じ込んでしまったり、過去のセックスの経験から「自分は早漏である」と自分で思い込み、追い込んでしまうことで射精を促してしまうのです、さらにそういった思い込みがストレスになり、余計にノルアドレナリンが分泌されてしまうのです。
このようなマイナスプラシーボ効果が原因の人は、セックスの経験の浅い若い人に多いと言われ、セックスに対して自信をつけることが早漏改善への第一歩となります。
体の機能に問題が?身体的原因
体に何らかの原因があることによって早漏になってしまうこともあります。
過敏性早漏
心因性早漏の次に多いと言われるのが、過敏性早漏です。ペニス、亀頭が敏感すぎることが原因で早漏になってしまいます。
主にセックスの経験が少ない若い世代の人たちや、皮かぶっていることで日常生活で亀頭に刺激が加わりにくい包茎の人に多いと言われています。
- 膣での締め付けられると射精しそうになる
- 手でしごかれるとすぐにイッてしまう
- お風呂で自分で亀頭を洗う時にぞくぞくとと感じてしまう
この3つのうち、どれか一つでも当てはまるようなら過敏性早漏の可能性が高いと言えます。
衰弱性早漏
年齢とともにおきる筋力の低下によって早漏になってしまうことを、衰弱性早漏と言います 。
射精抑制筋とも呼ばれますが、射精をコントロールする射精管閉鎖筋の筋力が弱ってくることで、射精が我慢できなくなってしまうのです。30代後半以降からこの筋肉が弱ってくると言われています。
さらに、この筋力の低下が進行してくると、「イク」感覚がなくても射精をしてしまいます。精液が漏れてしまうのです。また、年齢とともに勃起力が弱ってくると、亀頭にハリがなくなるため、亀頭よりも陰茎部分が感じやすくなってしまいます。
すると挿入後の軽いピストン運動が快感となってしまい、すぐに射精を迎えてしまうのです。
脳内化学物質のバランス異常
脳内のセロトニンの不足によって射精が促される、というお話を先ほどしましたが、セロトニンの分泌(射精を抑える作用)、ノルアドレナリン(射精を促す作用)の分泌量は遺伝によって左右され、もともと少ない人がいるのも事実です。また日本人は世界的に見てもセロトニンの分泌が少ないと言われています。
さらに遺伝以外にも、この脳内物質のバランスが何らかの原因によって崩れてしまうことも、早漏の原因となってしまいます。
オナニーのやりすぎによる早漏
おそらく大抵の男性がセックスの経験よりも、オナニーを先に経験するでしょう。またティーンネイジャーの頃からオナニーをするようになるので、家族と一緒に同居している状態で行うはずです。
親に隠れてオナニーを行っている、またオナニーに対する背徳感が原因で、早く射精を迎えようとすぐにイクことが習慣になってしまいます。すると、脳に「ペニスを刺激されるとすぐに射精をする」というデータがインプットされ、セックスによるペニスの刺激でもすぐに射精を迎えるようになってしまうのです。
男性が射精をする為のセックスになってしまい、女性は全く満足できず、明らかにセックスレスの原因となるでしょう。
包茎による早漏
包茎は過敏性早漏の一つの原因でもあります。常に亀頭部分が皮をかぶっているため、刺激に慣れず過敏になってしまい、すぐに射精にいたってしまうのです。特に勃起をしていなくても、包茎でなければ亀頭は下着などに擦れており、早漏にならないような耐性ができてくるはずなのです。
もちろんこれは真性包茎のみならず、仮性包茎早漏にもいえることです。
女性を満足させることが一番大切
早漏の基準は非常にあいまいで、明確な定義はありません。しかし女性が満足できずに、「早い」と思われているのなら、早漏改善のための努力はすべきです。お互いが満足できないセックスは明らかにセックスレスの原因です。
亀頭を刺激するオナニーやイキにくい体位、チントレなど、自分でできる方法から始めましょう。すぐに早漏が改善するわけではありませんが、その奉仕する姿勢に女性は好感を持ってくれるはずですよ!