
【亜鉛の副作用まとめ】知っておくべき注意点。摂取量がカギ
亜鉛にも副作用があるって知っていましたか?つい摂取しすぎてしまうことで軽い症状から重い症状まで、様々な不調を引き起こしてしまいます!そうならないためにも適量を守るのが肝心!そんな亜鉛の副作用や目安になる摂取量についてご紹介していきます!
目次
- 服用前にチェック、亜鉛の副作用
- 亜鉛の副作用【軽度】
- 亜鉛の副作用【重度】
- 適切に摂取できれば嬉しい効果
- 亜鉛を服用する際の注意点
- 亜鉛の摂取に適した精力剤
- 適量を守ることが超重要
服用前にチェック、亜鉛の副作用
なにかと栄養が不足しがちだと言われている現代人ですが、そんな不足しがちだと言われる栄養の一つに「亜鉛」があります。この亜鉛というのは、健康的な身体を作ったり、味覚を正常に保つために必要な栄養素ですが、自分の体内で作り出すことができません。さらに体内に貯蔵しておくこともできないので、とにかく消費されていくばかり。だから、亜鉛は不足しがちだと言われています。そこで便利なのが手軽に摂取できるサプリメント!でも、手軽だし不足しがちだからと、たくさん摂取するのは間違いです。摂取量を守らなければ、思いがけない副作用があるかも!そこで、今回は亜鉛の副作用を一緒にチェックしていきましょう!
亜鉛の副作用【軽度】
どんなものでも適切な摂取量を守らなくては副作用を引き起こしてしまうことがあります。亜鉛もその一つです。亜鉛の場合は、食事からの摂取だけならば、まず副作用が起こることはないと言われていますが、サプリメントも使う場合は注意が必要なのです。そんな亜鉛の副作用のうち、まずは軽度なものを見ていきましょう。
嘔吐、腹痛、下痢
まず、軽度なものであれば、嘔吐、腹痛、下痢が起こります。これらは、身体がこれ以上亜鉛を摂取しないよう拒んでいるために起こる症状です。いわば、これらの症状は身体の防衛反応なのです。そのため、亜鉛の取り過ぎによって、吐き気や腹痛などを感じているということは、もう身体にとって亜鉛が十分すぎるほど足りているとも言えます。よくある体調不良と混同しがちなので、亜鉛の過剰摂取が原因だと気づくのが遅れてしまうかもしれないため注意が必要です。
頭痛や肌荒れ
亜鉛の副作用は、1日の内に大量に亜鉛を摂取した場合、長期間に渡って過剰摂取をした場合のどちらでも起こりえます。上でご紹介した嘔吐、腹痛、下痢以外にも頭痛や肌荒れといった症状も引き起こされることがあります。というのも、亜鉛は過剰摂取してしまうと、鉄と銅の吸収を邪魔するからです。鉄と銅は亜鉛と同じく身体にとって必要不可欠なミネラルです。これらが不足することで貧血が起こり、それが肌荒れの原因になったり、頭痛の原因になったりしてしまうのです。


亜鉛の副作用【重度】
軽度の副作用は、それだけではよくある体調不良なので亜鉛の過剰摂取が原因だとは気付きづらいものです。そのため、それに気づかず過剰摂取を続けていると、副作用が重くなってしまうことがあります。そういった場合には、嘔吐や腹痛、肌荒れだけではなく、さらに重い副作用が起こるのです!
抜け毛
亜鉛の過剰摂取によって鉄分の吸収を阻害されると、身体は鉄分不足になり血液中のヘモグロビン量が少なくなってしまいます。このヘモグロビンは血液中の赤血球にあるのですが、体中に酸素と栄養を運んでくれるという大事な役割を持っています。そんなヘモグロビンが減ってしまうと、当然栄養や酸素が十分に送られなくなります。すると髪が育つのに必要な栄養も送られなくなってしまい、栄養不足によって弱ってしまった髪は抜けていってしまいます。
味覚障害をはじめとする神経障害
鉄分不足になると身体は貧血状態になります。貧血の時は、脳にも酸素が十分に送られなくなってしまうため、必然的に脳が酸欠状態に……その状態だと脳の機能は低下してしまい、楽しいと感じるのに必要なドーパミンや、やる気を出す時に必要なノルアドレナリンといった神経伝達物質の生成ができなくなります。こうなってしまうと、気持ちが安定しなくなりやる気も起きないといったうつ病にも似た精神状態に陥ります。さらには味覚にも異常が現れてしまうようになるのです。
肝臓、腎臓の障害
亜鉛の過剰摂取はひどい場合には、肝臓や腎臓の障害を引き起こすことがあります。肝臓はアルコールや老廃物などを分解してくれますし、腎臓は老廃物を体外へ排出できるようにしてくれる臓器です。これらが障害を起こすということは、どんどん身体に老廃物や毒素が溜まってしまうということです。そうなると、全身の倦怠感を始め、続く疲労感や吐き気、睡眠障害などなどを引き起こし、さらには他の病気の原因にもなったりします。さらに、治療には何度も病院へ通う必要があったりと日常生活にも支障が出てしまいます。
急性亜鉛中毒
急激に亜鉛を大量に摂取した場合、具体的には1日の亜鉛の摂取量が100mgを超えることにより、急性亜鉛中毒を引き起こすとされています。症状はインフルエンザと似たような悪寒、発熱、頭痛、吐き気に加え、胃障害や脱水症状を引き起こします。基本的には、長くとも12時間程度で自然に落ち着くと言われていますが、これらの症状が見られたらすぐにサプリメントの使用を中止しましょう。
がんの発生リスクも
亜鉛とがんの関係については様々な研究がなされています。例えば、適度な亜鉛の摂取であれば、前立腺がんの発生を防ぐという結果が報告されていますが、逆に1日に100mgを超えて摂取すると前立腺がんの発生リスクが高まるとされています。このように、身体の状態にもよりますが、飲みすぎるか適量を守るかで効果は大きく変わってしまうので注意してサプリメントを使っていきましょう!
適切に摂取できれば嬉しい効果
亜鉛の過剰摂取は、様々な副作用を引き起こしてしまいます。場合によっては、本当に取り返しのつかないことになってしまうかもしれません。身体にいいと思って飲んでいたのに、そんなことになっては本末転倒。ですので、まずは絶対に適切な量を守っていきましょう!すると、亜鉛を摂取することで、様々な嬉しい効果が期待できるのです!
ED改善サポート
まずは、EDの改善をサポートしてくれるという点です!亜鉛は精液にも多く含まれており、亜鉛を摂取することで精液の量が増加するとみられています。亜鉛を摂取し精液が増えることで溜まった精液を出そうという欲求が増し、それが勃起しやすい状態を作ってくれるのです。ただ、亜鉛を飲むだけでEDが改善するというわけではなく、あくまで亜鉛はED改善のサポートです。もしEDの改善自体を期待するのであれば、亜鉛だけでなく、きちんと原因にあったED改善策も必要になってきます。
性欲自体の向上
亜鉛だけで性欲が高まるかといえば、答えはNOなのですが、性欲を高める一つのパーツになることは間違いありません。亜鉛の摂取によって精液量が増せば、当然出したいという欲求は高まりますし、そうなるとセックスへの興味も高まることでしょう。さらに、亜鉛は男性ホルモン「テストステロン」を作る上で欠かせない栄養素の一つです。テストステロンは勃起させたり興奮させたりする効果があるため、十分に分泌されることでセックスに望むモチベーションもあがります。このように、亜鉛がきちんと摂取できていれば、性欲の源とも言えるテストステロンの分泌量が増え、さらに精液も増え出したいという欲求も増えることから、セックスに前向きになるのです。
免疫力向上で健康体質に
免疫とは、体内に入ってきた細菌やウイルスを白血球などの免疫細胞が破壊し、繁殖を防ぐ働きのことをいいます。亜鉛にはこの免疫細胞の働きを活性化させ手助けする作用があります。さらに亜鉛は、生活習慣病やガンの原因にもなっているとされる、増えすぎた活性酸素を取り除く活性酸素除去酵素の成分でもあるので、摂取することによって生活習慣病などの予防にも繋がります。また、亜鉛にはビタミンAを体内に留める作用もあるため、粘膜の健康を保ち、風邪の初期症状である鼻水や喉の痛みを緩和してくれます。このように亜鉛を摂取することで健康的な身体が作れるのです!
女性の生理不順、不妊を解消
とにかく身体にとって必要不可欠な亜鉛。生理不順や不妊に悩んでいる女性にも是非摂取してもらいたい栄養です。というのも、亜鉛は卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの働きを助け、女性ホルモンの分泌を促してくれます。そのおかげで卵胞ホルモンなどの分泌量低下による低温期の長期化や無排卵月経などの生理不順が防げます。さらに亜鉛には子宮内膜を成長させ着床しやすくする、卵子の老化を防いで健康的な卵子を作るのに役立つ、受精卵の細胞分裂を活発にし着床しやすくするといった不妊の解消に役立つ効果があります。
赤ちゃんの発育を守る
先程も軽く触れましたが、亜鉛には細胞分裂を促進する作用があります。これは受精卵にも言えることで、細胞分裂を繰り返すことで受精卵はどんどん大きくなります。もしこの時、受精卵が満足に細胞分裂を行えなかったら、先天性の異常を引き起こしたり、場合によっては流産になってしまうこともあります。それほど妊娠には亜鉛が大切になるのです。また、お腹の中にいる赤ちゃんは妊娠28週頃になるとお母さんの身体から積極的に亜鉛を吸収し始めます。もしこの時、お母さんに亜鉛不足が起きていた場合、赤ちゃんは欲しくても亜鉛が吸収できず、その結果成長が妨げられたり皮膚が弱くなったりと様々な影響が出てしまうのです。これらを防ぐためにも、妊婦さんは特に亜鉛が必要なのです。
その他、眼病改善や美肌効果も
他にも、亜鉛を適度に摂取することで様々な効果が期待できます。
- 爪や髪、肌を綺麗にしてくれる
- コラーゲン生成にも役立つため美肌効果が期待できる
- 味覚障害の予防
- 記憶力低下の予防
- 夜盲症、白内障といった眼病の改善
- デトックス効果
などなど、健康的な毎日を送るには欠かせないのが亜鉛なのです!
亜鉛を服用する際の注意点
出来ることなら毎日亜鉛サプリを摂取し、亜鉛不足にならないようにするのがベストです!ですが、飲みすぎないようにするのを始め、亜鉛を服用する際にはいくつかの注意点があります。
亜鉛の入った食品を食べすぎない






一種類の食品ばかりを食べない





1日の適切な摂取量について
繰り返しになってしまいますが、亜鉛は適切な摂取量を守ることが大切です!そのためにも、1日の適切な摂取量について知りましょう。
1日の適切な摂取量
- 男性12~14歳
- 男性15~17歳
- 男性18~29歳
- 男性30~69歳
- 男性70歳以上
- 女性12~17歳
- 女性18~69歳
- 女性70歳以上
男性12~14歳
男性でこの年頃であれば、1日の適切な摂取量は9mgとされています。現代では1日の平均的な献立で平均8mg程度しか摂取できていないので、食事だけではわずかに足りていないことになります。
男性15~17歳
男性の15~17歳であれば、1日の適切な摂取量は10mgとされています。この年代の男性は、意識して亜鉛の含まれた食事を摂り、足りない亜鉛をカバーしていきましょう!
男性18~29歳
男性18~29歳でも、1日の適切な摂取量は10mgとされています。またその年令、その性別に属するほとんどの人が健康被害を起こさない量である耐容上限量は40mgと設定されています。つまり、万が一亜鉛を摂りすぎたとしても、男性の18~29歳なら40mgまでは、ほとんどの場合健康被害が出ないとされています。だからといって40mg飲んでも効果が増すということはないので適切な摂取量を守りましょう!
男性30~69歳
男性の30~69歳も同じく、1日に適切な摂取量は10mgとされています。ですが、耐容上限量が少し多く設定されており、45mgになっています。牡蠣の場合、1個あたり2mgの亜鉛が含まれているので、数にして2、3個程度の差ですね!
男性70歳以上
男性で70歳になると、1日の適切な摂取量は1mg減り9mgとなります。また耐容上限量も男性18~29歳の頃と同じ40mgとされています。
女性12~17歳
女性の12~17歳で、1日の適切な摂取量は8mgとなっています。男女ともに17歳までは耐容上限量が決められていませんが、成長のためにも亜鉛は必要です!適切な摂取量の目安を守っていきましょう。
女性18~69歳
女性の18~69歳の場合も1日の適切な摂取量は8mgです。18歳からは耐容上限量が設定されており、女性の18~69歳であれば、35mgとなっています。また妊婦の方ならば2mg、授乳婦の方は3mg足した数値が適切な摂取量になります。
女性70歳以上
女性で70歳以上になると、1日の適切な摂取量は7mgとなります。ですが、耐容上限量は変わらず35mgのままです。健康な毎日のためにも適切な摂取量が摂れるように意識していきましょう。
サプリなら摂取量を把握しやすい
とにかく摂取量に気を使うことが大切な亜鉛、どの食材にどれくらい含まれているかを考えるのは大変ですよね。そこで役立つのがサプリメントです!サプリメントなら摂取量を計算しやすいうえに、何より毎日数粒飲むだけとかなりお手軽です!いちいち調理する手間もかかりませんし、市販されているものを買うだけで毎日亜鉛を摂取できます。亜鉛不足を感じている方は、是非サプリメントで補ってみてください。
亜鉛の摂取に適した精力剤
亜鉛摂取の方法にはサプリメントがオススメです。その中でも、精力剤としても亜鉛の摂取ができるサプリメントをご紹介していきます!
生牡蠣すっぽん
まずオススメするのが、MEN’S DRUGから発売されている生牡蠣すっぽんです!とにかく亜鉛は元気の源、そこで亜鉛をしっかり摂取できるようにと考え着目したのが広島県産の生牡蠣です。生牡蠣には精力を付ける食材の代名詞とも言えるすっぽんの8倍、さらにはうなぎの10倍の亜鉛が含まれています。そんな生牡蠣で亜鉛をしっかり摂取しつつ、滋養強壮に役立つとされるすっぽん一匹分のエキス、さらにはマカ、赤マムシ、サソリ、高麗人参、馬の心臓といった元気の源となる成分を11種類も加えており、若い頃の力強さを取り戻す手助けをしてくれます。
飲み方は1日1回2粒飲むだけととてもお手軽で、一袋30日分、60粒入り、価格は通常価格9,800円です。
養蜂堂 牡蠣(カキ)王
続いてご紹介するのは養蜂堂の黒宝牡蠣王です。こちらは1包4粒に牡蠣4個分に相当する10mg含まれており、毎日一包飲むだけで1日に必要な亜鉛が摂取できることになります。牡蠣以外にも、必須アミノ酸を多く含んだスッポン、スタミナ食材として有名なにんにくを丁寧に発酵、熟成させて粉末化させているため、亜鉛以外の元気になるために必要な栄養が十分摂取できるようになっています。そのため男女問わず、最近疲れやすい、なかなか疲れが取れないといった人にもオススメできるサプリメントです!
飲み方は1日1包4粒飲むだけと、こちらもお手軽。1箱に30日分、30包、価格は5,445円となっています。
海乳EX
最後にご紹介するのは、健康サポートセンターの海乳EXです。こちらも海のミルクと呼ばれている栄養たっぷりな牡蠣を使ったサプリメントですので、しっかりと亜鉛を摂取しつつ、アミノ酸やグリコーゲンといった栄養素も摂れるようになっています。上でご紹介した商品との違いは、牡蠣のみを使っている点です。牡蠣のみを凝縮し、1粒に2.5個の牡蠣を使用しています。そのため、2粒飲むだけで亜鉛が12mgも摂取できます。牡蠣が苦手だという方でも飲みやすいソフトカプセルになっているので、疲れ気味な方ならどなたにでもオススメできるサプリメントです。
飲み方は、毎日好きな時に2粒飲むだけ。1袋62粒が入って、通常価格が2,052円となっています。
適量を守ることが超重要
何かと不足しがちなのに元気のためには必要不可欠とも言える亜鉛。食事から必要量を摂るのは何かと手間がかかって大変なもの。ですが、サプリメントを使えばとても簡単に亜鉛を摂取することができちゃいます!だからこそ、ついついたくさん飲むことでより効果を高めようというミスをしてしまいがちです。亜鉛の鉄則は常に適量を守ること!これが何より超重要!しっかり守って、元気な身体を目指しましょう!