
【ED治療薬を徹底比較】併用できない薬や既往症。効果・副作用まとめ
日本で認可されているED治療薬バイアグラ・レビトラ・シアリスの3種を比較。とにかく硬さを求める人向きのものから、24時間も効果が続くものまで、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるのかをチェックして、自分に合ったものを見つけましょう。
目次
- 【徹底比較】最も効果的なED治療薬とは?
- ED治療薬比較表
- ED治療薬「特徴」まとめ
- ED治療薬と併用できない薬
- ED治療薬の購入方法は2つだけど…
- 【豆知識】ED治療薬を上手に使用する5つのポイント
- 自分の目的にあったED治療薬を見つけよう
【徹底比較】最も効果的なED治療薬とは?

現在、日本で認可されているED治療薬は「バイアグラ」・「レビトラ」・「シアリス」の3種類です。どれが一番効くのか。それは体質に寄るところもありますが、効果の出方もそれぞれで違いがあることをご存知でしたか?3種類それぞれに長所と短所があります。そして、間違った使い方をしていては、いくら効果の高い医薬品であっても効果が薄れてしまうこともあるのです。
今回のソリペニでは正しくED治療薬を使用するための基礎知識を身に着けていきましょう。
ED治療薬比較表
まずはざっくりと「バイアグラ」・「レビトラ」・「シアリス」の違いを表でチェックしてください。その次にそれぞれの特徴について詳細に入っていきます。
(※ED治療薬は保険が適用されないため、価格は目安となっております。)
| バイアグラ | レビトラ | シアリス |
---|---|---|---|
有効成分 | シルデナフィルクエン酸塩 | 塩酸バルデナフィル水和物 | タダラフィル |
容量 | 25mg、50mg (※ジェネリックは50mgのみ) | 5mg、10mg、20mg | 5mg、10mg、20mg |
価格 |
(※ジェネリック50mg1錠…1,000円) |
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服用後、効果が出るまでの時間目安 | 約1時間 空腹時であれば約30分 | 約30分 空腹時であれば約10分 | 約3時間 |
作用時間 |
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副作用 | 顔が熱くなる、目が赤くなる、鼻がつまる、動悸、頭痛など (※服用者の90%以上に上記のような軽度の副作用が見られる) | 顔が熱くなる、目が赤くなる、鼻がつまる、動悸、頭痛など (※服用者の90%以上に上記のような軽度の副作用が見られる) | 顔が熱くなる、胃もたれ、鼻がつまる、背部や四肢が痛む、筋肉痛など (※服用者の30%に上記のような軽度の副作用が見られる) |
食事による影響 | 影響を受けやすいため空腹時、もしくは食事から2時間以上空けての服用が推奨 | 影響は受けづらいものの空腹時、もしくは食事から2時間以上空けての服用が推奨 | 影響は受けづらいものの空腹時、もしくは食事から2時間以上空けての服用が推奨 |
お酒による影響 | 飲み過ぎなければ副交感神経を優位にするため、効果を高めてくれる | 飲み過ぎなければ副交感神経を優位にするため、効果を高めてくれる | 飲み過ぎなければ副交感神経を優位にするため、効果を高めてくれる |
不静脈の人は使える? | アンカロン錠、アミオダロン塩酸塩系の医薬品を使用している場合はNG | 多くの抗不正静脈薬と併用不可のため、要確認 | 医師の診断のもと問題なければ使用OK |
心筋梗塞の既往歴がある人は? | 発症から6ヶ月以上の月日が経っていれば使用OK | 発症から6ヶ月以上の月日が経っていれば使用OK | 発症から6ヶ月以上の月日が経っていれば使用OK |
脳梗塞・脳出血の既往歴がある人は? | 発症から6ヶ月以上の月日が経っていれば使用OK | 発症から6ヶ月以上の月日が経っていれば使用OK | 発症から6ヶ月以上の月日が経っていれば使用OK |
低血圧の人は? | 最大90mmHg未満、もしくは最小50mmHg未満は処方NG (※医薬品によって血圧コントロールが正常にできているようであればOK) | 最大90mmHg以下は処方NG (※医薬品によって血圧コントロールが正常にできているようであればOK) | 最大90mmHg未満、もしくは最小50mmHg未満は処方NG (※医薬品によって血圧コントロールが正常にできているようであればOK) |
高血圧の人は? | 最大170mmHg以上、もしくは最小100mmHg以上は処方NG (※医薬品によって血圧コントロールが正常にできているようであればOK) | 最大170mmHg以上、もしくは最小100mmHg以上は処方NG (※医薬品によって血圧コントロールが正常にできているようであればOK) | 最大170mmHg以上、または最小100mmHg以上は処方NG (※医薬品によって血圧コントロールが正常にできているようであればOK) |




ED治療薬「特徴」まとめ
表でザッと「バイアグラ」・「レビトラ」・「シアリス」の違いを比較してもらいましたが、ここからはより詳しくそれぞれの違いをチェックしていきたいと思います。自分に合ったものはどれかを判断する参考にしてください。
バイアグラの特徴
バイアグラはED治療薬の中では一番古い
世界ではじめに作られたED治療薬がこの「バイアグラ」。それだけによく効果は知らなくても、バイアグラという名前だけは知っているという方も多いでしょう。歴史が長いということは、製造時に取得されている特許が切れるのが早いということ。実際にバイアグラの特許は2013年に満了を迎えたため、今ではすでにいくつかのジェネリック医薬品が出回っています。
そのため、バイアグラを選ぶことのメリットとして、ほかのED治療薬よりも比較的安価に手に入れられるということが挙げられるでしょう。
効果がダイレクトである
バイアグラの効果を服用者に聞いてみると、「ガツンとくる感じ」といった回答がよく出ます。実際、ほかのED治療薬に比べるとペニスに血液が充満している感覚が強く、硬さや太さの実感度はトップでしょう。若かった頃の勃起を思い出すといった声もよく聞かれます。
制限が多く、軽度の副作用も出やすい
勃起力のアップに関してはほかED治療薬よりも秀でているバイアグラですが、その代わりに食事の影響を受けやすかったり、効果の持続時間が短いといった特徴があります。また、一気に血流が良くなることから頭痛や顔の火照りといった軽い副作用は服用者のほとんどに起こると言われています。
とにかく力強い勃起を求める男性におすすめ
以上のことから、バイアグラを使用する一番のメリットは勃起力に秀でていることでしょう。使い勝手はほかのED治療薬と比較すると劣るため、その点が気にならない・とにかく力強い勃起を取り戻したいという方におすすめです。
レビトラの特徴
効果の出方が一番早い
バイアグラをバージョンアップさせたという印象の強い「レビトラ」。その特徴として、効果が出るのが早いのが特徴です。平均で30分、体質や体調によっては10分程度で効果が現れると言われています。そのため、服用タイミングを予定から考える必要はあまりいらないでしょう。
また、効果の持続時間についてもバイアグラより伸びているため、夜に飲めば朝も楽しめるといったことが期待できそうです。
錠剤が小さく飲みやすい
レビトラの錠剤はほかのED治療薬と比較すると、小さいサイズになっています。気にしない方はあまり気にならない点かもしれませんが、度々飲むということになれば飲みやすいにこしたことはないでしょう。
軽度の副作用はバイアグラ同様出やすい
レビトラもまた急激に血流が良くなるため、頭痛や顔の火照りといった軽度の副作用が出やすく、服用者のほとんどに起こるとのことです。
ちょうど良いものを求める男性におすすめ
レビトラはバイアグラと比較するといささかペニスの硬度などは落ちてしまいます。ただ、即効性があることや比較的食事の影響を受けづらいことから、とても使い勝手の良いED治療薬と言えるでしょう。
シアリスの特徴
持続性がほか治療薬の比でない
シアリスはほかのED治療薬とは随分変わった特徴を持っています。そんな特徴のひとつが丸1日以上という驚きの持続性です。服用してからじっくりと時間をかけて成分を吸収していくように作られているのです。そのような特徴から、旅行に出かけるときなどに使用される方が多いようです。
副作用が比較的出づらい
シアリスは効果の出方が穏やかな分、副作用もほかED治療薬と比べると格段に出る確率が低くなっています。ただ、ほかED治療薬ではなかなか見られない筋肉痛や消化不良といった少し変わった副作用が出るのも特徴です。
勃起力もゆるやかになってしまう
シアリスはほかED治療薬と比べるととても自然な勃起になります。そのため、普段の勃起力が低下している状態だと物足りなさを感じるという方もいなくはありません。
副作用を回避したい方や自然さを求める男性におすすめ
シアリスは食事の影響もほとんど受けないと言われているため、食事から何時間空けて……というようなことを考える必要がなくなります。そのため、普段通りに彼女と過ごしているけど、いつもよりも精力的になれるといった自然さが魅力のひとつです。

ED治療薬と併用できない薬
ED治療薬は医薬品です。そのため、併用できない薬がそれぞれありますので、専門クリニックを訪れる前にまずはこちらでご自身が服用されている薬がないかをご確認ください。また、たとえ下記に並んでいない薬であっても併用が難しい薬がある可能性もあります。受診時には必ず、服用中の薬を漏れなく伝えるようにしましょう。
バイアグラと併用できない薬
塩酸アミオダロン製剤の商品名一覧
アミオダロン塩酸塩錠100mg「サワイ」 アンカロン錠100
アミオダロン塩酸塩錠100mg「サンド」
Source: 浜松第一クリニック
硝酸剤(飲み薬・舌下錠・貼り薬・吸入薬・注射・塗り薬・スプレー)の商品名一覧
アイスラール錠20mg ニトルビン錠5
アイトロール錠10mg/20mg ニトロールRカプセル20mg
アイロクール錠20 ニトロール錠/ニトロール錠5mg
亜硝酸アミル ニトロールスプレー
アパティアテープ ニトロール持続静注25mgシリンジ
アンタップ/R ニトロール注5mg/50mg/100mg/5mgシリンジ
イソコロナールRカプセル ニトロール注バッグ50mg/100mg
イソニトール錠20 ニトログリセリン舌下錠0.3mg[NK]
イソピット ニトログリセリン注25mg[HK]/50mg[HK]
イソモニット錠20mg ニトロダームTTS
エスタット錠5mg ニトロバイド錠5mg
L-オーネスゲン錠 ニトロペン舌下錠0.3mg
カリアントSRカプセル20mg ニプラジロールPF点眼液0.25%「日点」
冠動注用ミリスロール0.5mg/10mL ニプラジロール点眼液0.25%「TOA」
コバインター錠5mg ニプラジロール点眼液0.25%「サワイ」
コンスピット錠 ニプラジロール点眼液0.25%「ニッテン」
サークレス注0.05%/0.1% ニプラジロール点眼液0.25%「わかもと」
サワドールL錠 ニプラノール点眼液0.25%
サワドールテープ40mg ハイパジールコーワ錠3/錠6
ジアセラL錠/シアセラL錠20mg ハイパジールコーワ点眼液0.25%
シグマート錠2.5mg/5mg バソレーター注5mg/注50mg
シグマート注2mg/12mg/48mg バソレーターテープ27mg
シグランコート錠2.5mg/5mg バンソレータ軟膏
ジドレンテープ バンリール錠20mg
シベラント錠5mg フランドル錠20mg
硝酸イソソルビド錠(ツルハラ) フランドルテープ40mg
硝酸イソソルビドテープ[EMEC] ヘルピニン-Rカプセル
シルビノール錠5mg ミオコールスプレー0.3mg
ステンベルガー錠5mg ミオコール注5mg/50mg
ソプレロール錠20mg ミニトロテープ27mg
タイシロール錠20mg ミリステープ5mg
ニコランジス錠2.5mg/5mg ミリスロール注1mg/2mL
ニコランジル点滴静注用2mg「サワイ」 ミリスロール注5mg/10mL
ニコランジル点滴静注用12mg「サワイ」ミ リスロール注25mg/50mL
ニコランジル点滴静注用48mg「サワイ 」ミリスロール注50mg/100mL
ニコランタ錠5 メディトランステープ27mg
ニコランマート錠/ニコランマート錠5mg リファタックL錠
ニトプロ持続静注液6mg/30mg リファタックテープ40mg
ニトプロ注2mL/10mL リベラステープ
ニトラステープ/ニトラステープ40mg
Source: 浜松第一クリニック
慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬の商品名
アデムパス錠1mg/5mg/25mg
Source: 浜松第一クリニック
※併用することで症候性低血圧を引き起こす恐れがあるため。
レビトラが併用できない薬
硝酸剤(飲み薬・舌下錠・貼り薬・吸入薬・注射・塗り薬・スプレー)の商品名一覧
アイスラール錠20mg アイトロール錠10mg/20mg
アイロクール錠20 亜硝酸アミル「第一三共」
アパティアテープ40mg アンタップテープ40mg
イソコロナールRカプセル20mg イソニトール錠10mg/20mg
イソピットテープ40mg 一硝酸イソソルビド錠10mg/20mg[タイヨー]
L-オーネスゲン錠20mg カリアントSRカプセル20mg
冠動注用ミリスロール0.5mg/10mL サークレス注0.05%/0.1%
サワドールL錠20mg サワドールテープ40mg
ジアセラL錠20mg シグマート錠2.5mg/5mg
シグマート注2mg/12mg/48mg ジドレンテープ
硝酸イソソルビドテープ[EMEC] 硝酸イソソルビドテープ[サワイ]
硝酸イソソルビドテープ[テイコク] 硝酸イソソルビド徐放錠20mg[サワイ]
シルビノール錠5mg ソプレロール錠10mg/20mg
タイシロール錠10mg/20mg ニコランジス錠5mg
ニコランジル錠2.5mg/5mg[サワイ] ニコランジル錠2.5mg/5mg[日医工]
ニコランジル点滴静注用2mg/12mg/48mg[F] ニコランジル点滴静注用2mg/12mg/48mg[サワイ]
ニコランジル点滴静注用2mg/12mg/48mg[日医工] ニコランタ錠5
ニコランマート錠5mg ニトプロ持続静注液6mg/30mg
ニトラステープ40mg ニトロールRカプセル20mg
ニトロール持続静注25mgシリンジ ニトロール錠5mg
ニトロールスプレー1.25mg ニトロール注5mg
ニトロール注5mgシリンジ ニトロール点滴静注50mg/100mgバッグ
ニトログリセリン舌下錠0.3mg[NK ]ニトログリセリン注1mg/5mg/25mg/50mg[HK]
ニトログリセリン点滴静注50mg[HK ]ニトログリセリン注25mg/50mg[テルモ]
ニトロダームTTS25mg ニトロペン舌下錠0.3mg
ハイパジールコーワ錠3/6 バソレーター注1mg/5mg/25mg/50mg
バソレーターテープ27mg フランドル錠20mg
フランドルテープ40mg ミオコールスプレー0.3mg
ミオコール静注1mg/5mg ミオコール点滴静注25mg/50mg
ミニトロテープ27mg ミリステープ5mg
ミリスロール注1mg/5mg/25mg/50mg メディトランステープ27mg
リファタックテープ40mg
Source: 浜松第一クリニック
※併用することで急激に血圧が低下してしまう恐れがあるため。
抗ウイルス薬 (HIV治療薬) の商品名一覧
インビラーゼカプセル200mg インビラーゼ錠500mg
カレトラ錠 カレトラ・ソフトカプセル
カレトラ・リキッド クリキシバンカプセル/200mg
スタリビルド配合錠 ノービア・ソフトカプセル100mg
ノービア・リキッド フォートベイスカプセル
ブリジスタ錠300mg レイアタッツカプセル150mg/200mg
レクシヴァ錠700 テラビック錠250mg
Source: 浜松第一クリニック
※併用することで必要以上に効果を強めてしまう恐れがあるため。
内服の抗真菌薬(水虫などのカビによる感染症の治療薬)の商品名
イコナゾンカプセル50 イデノラートカプセル50mg
イトラートカプセル50 イトラコナゾール錠50/100「MEEK」
イトラコネート錠50mg ケトコナゾール(外用薬は除く)
イトラリール錠50/100 イトリゾールカプセル50
イトリゾール注1% イトリゾール内服液1%
トラコナ錠50mg/100mg イトラコンカプセル50
Source: 浜松第一クリニック
※併用することで必要以上に効果を強めてしまう恐れがあるため。
抗不整脈薬の商品名
アジマリン錠50「イセイ」 アジマリン錠「ヨウシン」
アミオダロン塩酸塩錠100mg「サワイ」 アミオダロン塩酸塩錠100mg「サンド」
アミサリン錠125mg/250mg アミサリン注
アンカロン錠100 アンカロン注150
ジソピラR錠 ジソピラミドカプセル100mg「タイヨー」
ジソピランカプセル シノベジール錠50mg/100mg
シベノール錠50mg/100mg シベノール注射液
シベンゾリンコハク酸塩錠50mg/100mg「サワイ」 シベンゾリンコハク酸塩錠50mg/100mg「タナベ」
シンビット静注用50mg ソタコール錠40mg/80mg
ソピラート「カプセル」/カプセル100mg タイリンダーR錠
タイリンダーカプセル チヨバンカプセル50mg/100mg
ノルペース50mg/100mg ノルペースCR錠
ピメノールカプセル50mg/100mg ファンミルR錠
ファンミルカプセル リスピンR錠150mg
リスピンカプセル100mg リスモダンR錠150mg
リスモダンカプセル50mg/100mg リスモダンP静注50mg
リスラミドR錠150mg リゾラミドR錠
リゾラミドカプセル 硫酸キニジン錠
硫酸キニジン錠「ホエイ」 硫酸キニジン「ホエイ」
Source: 浜松第一クリニック
※併用することで心臓の働きに異常をもたらす恐れがあるため。
慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬の商品名
アデムパス錠1mg/5mg/25mg
Source: 浜松第一クリニック
※併用することで、症候性低血圧を引き起こす恐れがあるため。
シアリスが併用できない薬
硝酸剤(飲み薬・舌下錠・貼り薬・吸入薬・注射・塗り薬・スプレー)の商品名一覧
アイトロール錠10mg/20mg ニトラステープ
アイスラール錠20mg ニトルビン錠5
アイロクール錠20 ニトロールRカプセル20mg
亜硝酸アミル ニトロール錠
アパティアテープ ニトロールスプレー
アンタップ/R ニトロール注5mg/50mg/100mg
イソコロナールRカプセル ニトログリセリン錠山川
イソニトール錠20 ニトログリセリン注-ACC
イソピット ニトロシンパフ
イソモニット錠20mg ニトロスロー錠
イブステン錠5 ニトロダームTTS
エスタット錠5mg ニトロバイド錠5mg
L-オーネスゲン錠 ニトロフィックス5/10
カリアント錠10 ニトロペン錠
カリアントTPカプセル ニトロラム
冠動注用ミリスロール0.5mg/10ml ニプラジロールPF点眼液0.25%「日点」
ニプラジロール点眼液0.25%「TOA」 ニプラジロール点眼液0.25%「サワイ」
ニプラジロール点眼液0.25%「ニッテン」 ニプラジロール点眼液0.25%「わかもと」
ニプラノール点眼液 コバインター錠5mg
ハイパジールコーワ錠3/錠6 コンスピット錠
ハイパジールコーワ点眼液0.25% サークレス注0.05%/0.1%
バソレーターRB2.5 サワドールL錠
バソレーター注5mg/注50mg サワドールテープ/S
バソレーターテープ ジアセラL錠
バソレーター軟膏 シグマート錠2.5mg/5mg
フランドル シグマート注2mg/12mg/48mg
フランソルテープS シグランコート錠2.5mg/5mg
ペネティISDNテープ ジドレンテープ
ヘルツァーS シベラント錠5mg
ヘルピニン-Rカプセル シルビノール錠5mg
ホクスノールLカプセル 硝酸イソソルビド錠(ツルハラ)
ミオコールスプレー 硝酸イソソルビドテープ[EMEC]
ミニトロテープ ステンベルガー錠5mg
ミリステープ スレンドミン錠
ミリスロール注 セラモンテ錠
ミリスロールテープ ソプレロール錠20mg
メズサビド錠5 タイシロール錠20m
メディトランステープ ニコランジス錠2.5mg/5mg
メディトランスニトロ ニコランタ錠5
ラブノールRカプセル ニコランマート錠
リファタックL錠 ニトソルビド注0.05%/0.1
リファタックテープSニ トプロ注
リベラステープ
Source: 浜松第一クリニック
慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬の商品名
アデムパス錠1mg/5mg/25mg
Source: 浜松第一クリニック
※併用することで、症候性低血圧を引き起こす恐れがあるため。

ED治療薬の購入方法は2つだけど…
ED治療薬は現在、2つの方法で手に入れることができます。その1つが専門クリニックを受診して処方してもらうという方法で、もうひとつがインターネットを使い個人輸入するという方法です。日本では、どちらも法的に認められている購入方法ではあります。
しかし、現実には個人輸入による健康被害は後を絶たず、厚生労働省でも危険性について呼びかけているほどです。
【基本】専門クリニックを受診して処方してもらう
ソリペニではこちらの方法を推奨しています。専門クリニックを受診してED治療薬を処方してもらうことのメリットは、まず、必ず本物のED治療薬を手に入れられるということ。それから、初診時だけでなくその後も必要に応じてクリニックで診察や検査を受けることができるため、体質や体調に合わせて安全に使用することができます。
ただ、その一方で個人輸入よりも手間がかかることやお金がかかるといった理由で専門クリニックを受診することを敬遠する方がいます。ですが、近年ではクリニック側もそのようなデメリットを少なくするための工夫をしているところが増えてきています。
たとえば、費用的な話で言えば、診察料は取らずにED治療薬の代金のみでOKというクリニックもあれば、薬を1シート単位ではなく、1錠単位で購入可能としているクリニックもあります。そのほか、クレジットカードでの支払いが可能であったり、予約不要、在籍スタッフは男性のみというように金銭面でも、プライバシー面でも配慮された環境が整えられているところも。(※クリニックによって対応には違いがあるため、事前に公式サイトや電話でご確認ください。)
海外に比べるとEDに対する認識が甘い日本ですが、年々治療の必要性が高まり、それにともなって現場も進歩してきているのです。
ED治療でも保険が適用される場合も
基本的にED治療は保険が適用されないため、薬などがどうしても高くついてしまいます。ですが、例外としていくつかのケースでは保険が適用されることがあります。
▼生活習慣病から引き起こされたEDの場合
生活習慣病の代表的なものといえば、糖尿病や高血圧症といったものがあげられます。そして、これらは多くの場合、血管に負担をかけ、血流を阻害する傾向にあります。そのため、これらの病気とEDの併発率は非常に高くなっています。よって、ED治療としては保険が適用されませんが、糖尿病などの改善のためとしてED治療にも関係することであれば、保険が適用されることになります。
▼男性更年期障害から引き起こされたEDの場合
近年、男性にも更年期障害があるということが話題になっています。実際、加齢に伴い男性ホルモン「テストステロン」の分泌量は減少する傾向にあることが分かっています。テストステロンは性欲だけでなく、すべての意欲を司るホルモンなので、これが減ることでうつ症状などが現れたり、EDになってしまうことがあるのです。
男性更年期障害と判断された場合には、テストステロン量を増やすための治療が行われることが多く、それがED治療にも繋がります。
▼性機能障害や病気や事故などの損傷から引き起こされたEDの場合
たとえば、生まれつき性機能に障害があり勃起することが満足にできない。または、病気や事故によって性機能に障害などを持ってしまった場合には、保険が適用されることがあります。ただ、これに関しては医師の判断により保険の適用、不適用が分かれることがあるため、治療へと移る前に医師にしっかりと確認を取ることが重要です。
【リスク大】個人輸入で海外から取り寄せる
個人輸入は、海外の通販サイトに直接注文する方法と輸入代行サイトに注文する方法があります。それぞれのメリットはざっくりと下記の通りです。
海外の通販サイトに直接注文するメリット&デメリット
- 直接注文をすれば、代行サイトを通さない分だけ安く手に入れることができる
- トラブルがあった際には連絡が取りづらく、英語ができる必要もある
輸入代行サイトを通じて購入するメリット
- 日本人向けにサイトが作られているので英語もいらず、簡単に注文できる
- 仲介料のような形で料金が上乗せされてしまう
個人輸入はどうしてそんなに安いのか
個人輸入を利用する魅力として、第一に値段の安さが挙げられます。どうして個人輸入の場合にはこんなに安く手に入れられるのかと言えば、まず、日本ではまだ認可されていないジェネリック医薬品の取引ができるためです。日本では現在、バイアグラしかジェネリック医薬品の認可が降りていないため、シアリスやレビトラはどうしても高くついてしまいます。ただ、この記事で表にまとめた料金内容を見ても分かると思いますが、バイアグラのジェネリック医薬品とそうでないものとの差は500円程度です。確かに安いですが、そこまで大きな差ではありません。
しかし、海外の通販サイトや輸入代行サイトを見てみると、それ以上に安く販売されているED治療薬が存在しています。どうしてそんなに安くできるのか。それは、ED治療薬とは名ばかりの模造品であるからという可能性があります。
個人輸入のリスクとは?
2016年11月に日本国内のED治療薬製造・販売をしている大手4社がある調査を行いました。それは、日本人向けに作られたタイのサイトと日本のサイトで販売されていた70のED治療薬の成分を調べるといったものです。そして、なんと40%もの治療薬が模造品だったという結果が出たのです。これらの模造品は、有効成分がほとんど含まれていないだけなら良いほうです。大量に摂取すれば死に至る恐れもある成分や、更には一体なんの成分だかすらハッキリしない(人体にどのような影響をおよぼすか分からない)成分が使われているものすらあったとのこと。
実際にこれまでにも個人輸入で手に入れたED治療薬の模造品を服用したところ意識を失い、病院に緊急搬送されたケースが日本国内でもいくつもあります。そして、病院で処方してもらった薬であれば、「医薬品副作用救済制度」といった制度が適用されます。ですが、個人輸入で手に入れた薬に関してはこの制度が適用されないため、たとえ重篤な副作用が出て、その後の生活に支障が出たとしても誰も守ってはくれません。
個人輸入を利用すれば、専門クリニックを受診するよりも、安く手軽にED治療薬を手に入れることができるかもしれません。ですが、その数百円の差は命と天秤にかけても良いほどの差でしょうか?個人輸入を利用しようと考えたときには、今一度この問いを自分に投げかけて、健康被害を避けるようお願いいたします。
※医薬品副作用救済制度とは……医師の指示通りに処方された薬を飲んでいたのにも関わらず、入院や治療が必要なほどの副作用が出てしまった場合の救済制度。公的機関によって、医療費などが給付されます。
【豆知識】ED治療薬を上手に使用する5つのポイント
この記事も終わりになりますが、最後にED治療薬を上手に使用するための豆知識をお届けします。これらを守ることでED治療薬を安全に、かつ効率的に使用することができるはずです。
【ポイント1】少ない量から使用する
バイアグラ・レビトラ・シアリスのどれもが量違いでいくつかの種類があります。治療薬が作用する量は体質や体調などによって違いがあり、多ければ良いというものではありません。逆に、いきなり多い量を摂取してしまっては体がその量に慣れてしまい、一定量を摂取しないと効果が実感できなくなってしまう恐れもあります。
そのため、まずは1錠を半分に割って摂取するなど少ない量から試すことをおすすめします。すると、体にとっても良いですが、お財布にとっても優しく服用することができるでしょう。
※割った薬は断面のコーティングがなくなってしまいます。そのため、成分の劣化が通常よりも早くなってしまうため、割った薬はなるべく早めに服用することをおすすめします。
【ポイント2】空腹時に服用する
食事をすると胃腸に膜ができてしまうため、成分の吸収効率が落ちてしまいます。そのため、食事の影響を受けやすいバイアグラはもとより、レビトラやシアリスも空腹時に服用したほうが効果が出やすいと言われています。また、食後飲むとしても、なるべく食事は油っぽくなくあっさりしたものが適切だとされています。
ただ、シアリスに関しては非常に長い時間ゆるやかに作用するのが特徴となっているため、さほど食事については気にしなくても効果が実感できるとのことです。
【ポイント3】水、もしくはぬるま湯で服用する
一般的な医薬品と同様、ED治療薬も水、もしくはぬるま湯で服用してください。そのほかのもので飲んでしまうと食事と同様、胃腸に膜ができて成分の吸収効率が落ちてしまう恐れがあります。
【ポイント4】医師の指示以上の用量を服用しない
ED治療薬の服用量に関しては医師の指示を必ず守ってください。医師はあなたの症状のほか年齢や体格などすべてから判断した上で、服用量を指示しています。その指示を守らずに重篤な副作用が出てしまった場合には、医薬品副作用救済制度も適用されなくなってしまうので注意しましょう。
もしも、指示された量では満足な効果を得られないというときには、その旨を医師に相談してください。そうすれば、必要に応じて量を増やしてくれたり、薬を変えたりといった対応を取ってくれるはずです。
【ポイント5】24時間、間隔をとって服用する
バイアグラ・レビトラ・シアリスのどれもが1日1回、1度服用したら24時間、間隔を取ることとされています。これを守らなかった場合には、極度の血圧低下などの副作用が引き起こされる恐れがあります。これもまた、医薬品副作用救済制度適用外となってしまうため、気をつけてください。
自分の目的にあったED治療薬を見つけよう
以上のようにバイアグラ・レビトラ・シアリスは同じくED治療薬といっても、その効果にはさまざまな特徴があります。自分にはどのED治療薬が合っているかをこの記事で判断した上で専門クリニックで相談すると、より自分の希望にあったED治療薬を手に入れることができるはずです。最近では電話相談を受け付けている専門クリニックもあるので、まずは電話で問い合わせてみてはいかがでしょうか。